一般に言われるボスザルは、体が大きく、力で群れを統率するイメージがあります。ところが、淡路ザル集団でボスになるには仲間から信頼と人気を得る必要があります。弱い子ザルや、体の不自由なサルの面倒をみて、山から山へ移動する時は彼らがついてこられるよう移動スピードを落としたり、移動範囲を狭くしたりするなど、かばう、許す、助け合うといった寛容さとで優しさを持ち、弱いサルも集団の一員として暮らせるような配慮をするのがボスの資格となります
その名の通り、顔も体も大きいですが、親しみやすさ満点で「ビーちゃん」と呼ばれるほど愛嬌たっぷり。お茶目で魅力的なリーダーです。
淡路ザル集団では、争いではなくボスの老化に伴いスムーズに交代しています。ただ、7代目のイッちゃんだけは、自分勝手だったため、団結したオスたちによってボスの座を追われてしまいました。
飼育員が毎日観察しているのでサル達の行動で分かります。また、ボス以外でも2頭間にエサを置いて順位をはかることが出来ます。大人ザルには全て順位があります。
約22年・23年くらいです。 時々30歳以上のサルもいます。
一頭です。双子は99.9%ありません 妊娠期間は6か月。
遺伝子に争いを好まない部分がありますが、おそらくリーダーの優しさ、寛容が大きく関係していると思います(研究中)