淡路島モンキーセンターに
やってくる
野生のニホンザルに
エサ代の募金を
お願い致します。

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私たちは、1967年に淡路島で絶滅しかけていたニホンザル群れに餌付けを行い、その群れを途絶えることなく管理してきました。野生ニホンザルの保全や人との共生を目的とし、一般の方が野生ニホンザルを見学するだけでなく、獣害対策を実施したり、行動観察や生態研究を行う国内外の研究者を受け入れたり、遠足や研修など学校や団体の社会教育の場としても活動を行ってきました。

野生動物の管理については、近年研究が進んできました。淡路島モンキーセンターでは、人が与える餌に頼らなくてもサル達がくらしていけるように環境を整えたいと考えています。仮に、餌付けを突然やめた場合、サルたちの生活は大混乱するでしょう。
餌付けは当面継続しながら、その依存を少しずつ減らしていけるように方向づけることで、
サルたちの生活を本来の野生生活に戻していきたいと考えています。淡路島の貴重なニホンザルの保全と人との共生をさらに良い方向に進めていくために、私たちは淡路島のニホンザルに強い思いをもつ仲間と一緒に非営利法人の設立準備を進めています。

これまで、この淡路島のニホンザル集団から私たちは多くの事を学びました。淡路島の集団は、他地域のニホンザル集団にはあまりみられない、とても興味深い行動を持つ魅力的なサル社会を形成しています。彼ら/彼女らはとても仲が良く、弱いサルや体の不自由なサルをかばい、サル同士面倒を見るなど寛容性の高い社会を持つ集団です。

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これらは、リーダの存在が大きく影響しています。マッキーやアサツユといった代々のリーダは、厳しい社会の序列をゆるやかにし、弱いサルや体の不自由なサルも集団の一員として仲よく助け合って暮らせるようにしていました。リーダはその優しさで、統率する集団を様々な配慮のある社会にうまく作りあげていると言えるでしょう。
この魅力ある集団に、世界中の多くの研究者が注目しています。この集団の特徴は、私たち人間の暮らしを特徴づける寛容性の進化を解明する大きなヒントになりと言われています。

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私たちは、このかけがえのない特徴を持つ淡路島の集団を守り、次代に繋げなければならないと考えています。サルたちは350頭の集団で暮らし、季節にもよりますが、朝9時頃山から降りてきて、夕方5時頃また山奥へ帰って行きます。皆さまにはぜひ一度、モンキーセンターにお越しいただき、サルたちの魅力と美しさにふれ、彼ら/彼女らの保全にご賛同いただけることを願っております。

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淡路島モンキーセンター

代表 延原 利和